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こんな画像をアップして、ブログ削除されたりしないでしょうか?

タンガロアと呼ばれる海の神様です。
クックでは、タンガロアは、いろんなところで見られます。
クック諸島コインにもデザインされているし、ミニチュア木彫りがお土産やで買えます。
タンガロアとひとくちに言っても、島によって、微妙にデザインが違うようですが、ラロトンガではこのデザインが一般的。
別名、3本足、とも呼ばれています。 なぜかは、タンガロアの姿を見ると、おわかりですね。
また、豊穣・繁栄の神様でもあるらしく。。。うん。見たままですね。

タンガロアとは、神様の名前かと思いきや、タンガロアタンガロア連発していますが、実は、タンガロアは、男性器という意味だそうで。。。いや、まさに、そのままですね。

さて、そんなタンガロアですが、去年ひと悶着ありました。
クック諸島観光局のロゴにもなっていたのですが、とりあえず以下をご覧ください。
http://www.cook-islands.com/

このタンガロア、何かが欠けてませんか? しかも、とても大切なものが!

そうです。タンガロアなのに、タンガロアが無い!

おかまタンガロア! 

ああ神様なのに、こんなこと書いてすみません。

さて、なぜこんなことになってしまったのかと言うと、クック諸島が国際化する上で、タンガロア丸出しのロゴでは非難を浴びてしまう。という、観光局の配慮からだとか。
実際、西洋人の観光客から新聞局に、タンガロアの姿かたちに「卑猥で不快」という内容のレターが届いたこともありました。

でも、これって、とっても失礼で無礼なことではないですか? タンガロアは、クック諸島の神様なんですよ。クック船長が勝手に名前をつけちゃった時代よりも、もっとはるか昔から、タンガロアはクック諸島の神様だったのです。

クック諸島観光局が、ロゴマークを変更することを発表したときは、反対意見とか、代替案とか、新聞をにぎわせました。しかしながら、結局、観光局はタンガロアからタンガロアを削除する、という結論を出したのです。

私はクック諸島人ではないけれど、とっても不服な結論です。
タンガロアの無いタンガロアなんて、タンガロアじゃない! 意味無いじゃん!

観光業で生計を立てている小国の弱さでしょうか。
でも、これで観光客が増加して国が潤った、ってことはあり得ないと思うのですが。。。