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私は2002年から2005年まで、ダイブセンターでダイブマスター及びダイブインストラクターとして働いたが、実はダイビング中に水中でクジラを見たことは無い。2004年からダイブセンターで同僚で、今ではダイブサービスを経営するしているパトリックも、今までラロトンガでの5年間ダイビング生活で、ダイビング中に水中でクジラを見たことが無い。
ボートから、陸上から、どんなに頻繁にクジラを見ようとも、スクーバダイビング中に水中でクジラを見ると言うのは、それ位、貴重な体験なのである。

そして、奇跡にも近い経験が、昨日起こった。
イセエビ漁のために、とあるポイントへ。ドロップオフ水深45mのところにイセエビの巣がある。
お客さんを乗せない、完全なレジャーダイブ。いや、漁である。
アンカーを下ろし、ドロップオフへ向かう。クジラの声が聞こえる。
この時期、ラロトンガでダイビングするとしょっちゅう聞こえるクジラの声。
声の大きさだけでは方向性も距離もわからない。
ドロップオフの前方、何やら視界が暗い。
そのまま進んでいくと、その暗い視界の正体が見えてきた。

そこには、信じられない光景が!

ザトウクジラ2匹! そう、母子クジラが水中を泳いでいる!ダイブしている! 
この目の前の巨大な生物、光景は、本物ですか? 夢ではないのですか?

小躍りするパトリック。興奮して息が速くなる夫。
ザトウクジラとの距離、約20m。

2010年8月21日、遂に、クジラとの水中ランデブー達成。
スクーバダイビングを続けていて、本当に良かった。ありがとう。













くやしい。何で私はそんな日に会社で仕事してるんだよ!悔やんでも悔やみきれない。。。上司を恨むか。自分の不運を恨むか。。。あーあ。