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クック諸島ラロトンガにて、4年以上、ダイブインストラクターとして働いたが、恥ずかしながら、魚の名前がイマイチわかりません。

日本や他の海外で趣味としてダイビングしても、

この魚が見たい!

こんな珍しい魚を見た!

という衝動や感動よりも、海中世界全体を、映画を見るように楽しんでいたものです。

マクロ派ダイバーとか、フォト派ダイバーとか、地形派ダイバーとか、ダイビング雑誌やサービスでは、何かと名前を付けて分けたがるようですが、私はどこにも区分けできないダイバーでしょうか。

少し脱線しますが、草食系とか肉食系とか、森ガールとか、歴女とか、日本人は、本当に勝手に名前をつけて区別するのが好きですね。


クック諸島のダイビングのお客さんのほとんどがニュージーランド人(キウイと呼びます。)だったのですが、キウイダイバーは、まず、ログブックをつけません。ダイビング後に魚図鑑を見ることもほとんどありません。
魚の名前を聞かれることも、ほとんどなかったですね。
ログブックをつけるのは、もっぱらオープンウォーターダイバー講習の海洋実習の後。
ほとんどの生徒ダイバー達は、魚をゆっくり見てる余裕は無いので、ログブックも適当です。


日本人ダイバーは、魚の名前に詳しく、同じ魚でも生息地域によって模様や色が違うとか、元ダイブインストラクターの私よりもよっぽど詳しい人が多いので、たまに日本人ダイバーのガイドをすると、驚きが多かったです。


今日、紹介するのは、ハナダイ、ハナゴイ、と呼ばれる小さな桃色の魚達。
紫がかったピンク色の身体に、黄色の背びれと尾びれのコントラストが素敵です。
日本の海水魚図鑑に載っていないし、Webで探しても和名が無いので、日本にはいない種でしょうか。
いつも海中で見ていたのですが、たまたま、地上で見る機会がありました。
その魚の色の美しさにはっとし、名前を探したのです。
25m以深で、小さな珊瑚の根に群れており、深いからか、海中では体色はブルーっぽく見えるのです。
まさか、海中ではウメイロモドキの赤ちゃんみたいな見た目のハナゴイ達が、地上ではこんなにも美しい発色なんて。

写真はWebからの借りものです。あの、ハッとするような配色が出ている写真が見つからなかったのが残念です。


クック諸島の現地情報
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クック諸島専門旅行会社カナトラベルクックアイランズ
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