クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2006年05月

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我が家の第1号ボートの「ワサビ」。「ワサビ」と言う名前は、ラロトンガのとあるバーでの私のあだ名。夫が気に入って、ボートにその名をつけました。
去年のサイクロン以来、1年以上もワサビはずうっと陸上のまま。今となっては、我が家の目印というか、看板となっています。

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2005/11/10(木)
友人宅で、クレイフィッシュをいただいた。クレイフィッシュとは、イセエビのこと。ラロトンガラグーンで獲れたという巨大クレイフィッシュ、体長50cm以上。実際に測ってみたら、触覚の長さ33cm。(それ以外のところは食べた後なので、計測不可能。)
イセエビといえば高級食材、日本の「中納言」のイセエビフルコース、お刺身、酢の物、焼き物、揚げ物、グラタン、味噌汁、etc。。。それはそれは上品な味付けで、コースの最後まで飽きない。おっと、久米島で食べたイセエビのあんだーすー焼き、ケアンズの中華料理で食べたイセエビ、どれも絶品であった。
今回は友人宅にお呼ばれなので、調理方法に文句言えないのが歯がゆいが、ニュージーランドの人は、イセエビの大きさに関係なく、とにかく茹でる。まるごと茹でて、茹で上がったら頭と尻尾を切り離し、尻尾の身だけ食べる。まあ、茹でイセエビ、おいしかったけど。この調理法は、おいしいソースあってこそ生きてくるのでは。ニュージーランド人の彼らは、マヨネーズつけて食べてた。私もマヨネーズつけて食べてみたけど、ニュージーランドのマヨネーズはまずい。レモンだけの方がよっぽどおいしい。
それにしても、せっかくの高級食材、もったいなさすぎ。彼らにとっては、旨味たっぷり茹で汁も、ミソの詰まった頭も、ゴミである。さすがに茹で汁をくれと言うわけにもいかず、頭だけもらって帰った。目的は、イセエビの味噌汁。
とにかくでかいので、まずは切断。ハンマーで甲羅を割ったら、出てくる出てくる、ミソがたっぷり。どうせ私しか食べないので、イセエビ頭半分と、こぼれたミソを鍋に入れ、調理開始。残りの半分はタッパーに入れて冷凍した。触覚部分は行き場がなく、仕方ないので味噌汁にぶち込んだ。ダシ昆布とイセエビを水から茹でて、ダシが出たところで味噌を入れてできあがり。一度茹でた後なので、大きさの割にはダシは淡白だったが、いつもと違う風味の味噌汁で大満足。でかすぎて、半身の甲羅も触覚もお椀に入らない。。。

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梅雨のようにしとしと雨が降り続いていましたが、今日は快晴です。どうやらラロトンガに冬が来たようで、毎朝夜寒い!8月いっぱいまで寒い日が続きますので、この時期旅行の方は、防寒対策を忘れずに。
寒いといっても、気温24度ですけどね。
ここ4-5日、なぜか毎日遊びに来て、家のテラスに勝手に住み着き始めた子犬です。

2005/11/14(月)
土曜日から、2週間の休暇に入った。その日の晩は、私のヘンズパーティー。ヘンズパーティーとは、結婚式直前の新婦のために女友達が主催するパーティーである。海外映画とかで、ストリッパーが登場したりするやつ。日本にはない習慣なので、初めてのヘンズパーティー参加、しかも自分のためのパーティー。
まず、リーダー選定。何人かボランティアしてくれたが、まあ、一番信用できる人にお願い。日付の設定、参加者の設定。新婦は、後は当日を待つだけ。楽しみ~。
指定された場所「トレイダージャックス TRADER JACKS」に行くと、15人の女友達が私を待っていた。リーダーが私の頭に地面につきそうなくらい長い真っ赤なベールをつけ、ヘンズパーティーの開始である。私のヘンズパーティーであることは一目瞭然、私はその場で注目の的となった。照れくさい。そして一行は、貸し切りバスへ。海の生き物がカラフルにペイントされた木製のバスには窓ガラスがなく、吹き抜ける風を感じながら、最初のストップへ。そこで、大型のクーラーボックスとつまみ類をピックアップ。クーラーボックスには大量のシャンパンと私の好きなアイスビールが。まずはシャンぺンで乾杯し、少しいい気分になったところで、一行は「パシフィックリゾート PACIFIC RESORT」に到着。ここのビーチからボートでモツ(小島)に渡るという。
ボートにつまみとシャンぺンを持ち込み、ラグーンクルーズ開始。スキッパーが各モツのおもしろおかしいストーリーを話してくれ、モツに上陸。ウクレレの演奏と共にクックのラブソングを歌ってくれ、それにあわせてローカルの女友達がフラダンスを披露してくれた。私も挑戦してみるが、3年たってもあの腰の動きはマスターできない。それでも気にせず踊り続け、酔いが回ったところでラロトンガ島に戻った。
一行はバスに乗り込み、次のストップオーバー「ポーポーパッチ PAW PAW PATCH」へ。道中、誰かが歌を歌い始め、大合唱になった。騒がしいバスは「PAW PAW PATCH」に到着。ここは私のおすすめレストランのひとつである。数々の大皿料理が出され、つまみながら飲み、しゃべり、まるで居酒屋状態。誰もビール、ウーロン茶を飲んではいないことを除いては。
お腹も膨れたし、次のストップオーバー「バイマ VAIMA」へ。ここに着く前に、シャンペンを飲みつくしてしまった。よく飲む女の子達だ。ここでは、「私お酒飲めな~い。」という人はいない。日本人には飲めない人多いけど。人種が違うと体質も違う。「VAIMA」では、「クラ」というシンガーが生演奏していて、ラブソングをプレゼントしてくれた。彼女は素晴らしい美声の持ち主で、男性ゲストシンガー「カヒキ」とのデュエットラブソングで美しいハーモニーを聞かせてくれた。実は、「VAIMA」は私たちの初デートのレストランである。当時のことを思い出し、その人と結婚するんだなあ、と思うと感動して泣きそうになった。
私たちを乗せたバスは、ダウンタウンに向かった。私のお気に入りバー「ワトエバー WHATEVER BAR」へ。人気のバーで、この日も相変わらず混みあっていた。私たちはバーの真ん中を陣取って、しばらく狂ったように踊り騒ぎ、夜も更けてきたところでWHATEVER はますます混み合ってきて、踊るスペースがなくなってきた。そこで誰かが「バナナコート BANANA COURT に行こう!」と言い出した。次のストップオーバーは「BANANA COURT」?
と思いきや、「BANANA COURT」に辿り着く前に、リーダーから「大丈夫?送ろうか?」と言われた。こういう提案があるときは、私はかなり酔っ払っていて、自分ではどれほど酔っ払っているのか、本当に大丈夫なのか、判断不可能の状態である。3年半のラロトンガ生活で、身にしみて学んだことである。私は素直に「お願いします。」と言い、集合地「TRADER JACKS」へ。WHATEVER BAR とはうらはらに、ここは閑散としていた。数人の女友達が、広いフロアで踊っていた。テーブルでは愛しい婚約者が飲んでいた。リーダーは私を婚約者へ受け渡し、ヘンズパーティーが終了した。女の子達はまだそれぞれ楽しんでいたけれども。
本当に楽しい夜で、忘れられない思い出になった。

おっと、でも、ストリッパーは登場しなかったぞ。ちょっと残念???

2005/12/7(水)
やっと親戚付き合いから開放され、元の生活に戻りました。とはいえ、間もなくクリスマス。一体、いつになったら静かにゆっくり過ごすことができるのでしょうか。

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