クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2007年12月

イメージ 1

メリークリスマス!

クリスチャンの国、クック諸島では、クリスマスは大イベントです。
あちこちにサンタが出没し、ショッピングセンターではクリスマス商戦が繰り広げられています。
もちろん、ささやかながらクリスマスイルミネーションをつける家庭もちらほら。
ホワイトクリスマスとは程遠い真夏のクリスマスですが、クリスマスムードは満点です。
ちなみに、こんなに暑いのに、サンタは日本で見るサンタと同じ厚着をしています。
南国だからといって、麦藁帽にサングラス、アロハシャツ、短パン、ビーサン、というわけではないようですね。

写真は、エッジウォーターリゾートのパテシエ作・クリスマスケーキ。
ケーキというより、子供の頃憧れた、お菓子の家ですね。
リゾートのレセプションエリアでは、甘い香りが漂っています。
全て食べられるお菓子で作製されていますが、虫除けのため、殺虫剤がふんだんにかかっていますので、食べられません。
ここはトロピカルアイランド。そのままでは、10分足らずで蟻の餌食になりますからね。。。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

ラロトンガにて、ティアレフェスティバルが開催されました。

ティアレフェスティバルとは、花の祭典、といったところでしょうか。
南半球のクック諸島では、日本の冬の今が夏、花盛りのシーズンです。
企業や学校が、花をテーマに、花いっぱいの飾り付けを行いました。

写真は、エッジウォーターリゾートの飾り付けです。
飾りつけ以外にも、偽結婚式のセレモニーもありました。
新婦役は、エッジウォーターリゾートのレセプションのテバイちゃん。
彼女はファッションショーモデルをしているだけあって、スタイル抜群。
新郎役は、テバイちゃんのボーイフレンド。
彼はエッジウォーターリゾート勤務ではありませんが、特別なイベントのために、というよりも、愛するテバイちゃんのために引き受けた、といったところでしょうか。
人目に慣れているテバイちゃんに比べて、彼は素人っぽく、本物の結婚式?と思うほど、彼は幸せそうでした。

このティアレフェスティバルですが、建物の飾りつけ以外にも、ミスティアレコンテストというイベントもあります。
ミスティアレに応募できるのは、14才~17歳。
美しさはもちろん、ダンス、特技のパフォーマンスで、毎年のミスティアレが決定されます。
スポンサーごとの花いっぱいの飾り付けフロートによるパレードがアバルアダウンタウンメインロードで行われ、プナンガヌイマーケットにてミスティアレ達のお披露目会が催されます。
ミスティアレコンテスト選考会は、公民館にて。

写真左から
エッジウォーターリゾートのレセプション。女の子の名はマラエ。
みこしに乗って花嫁がやってくるのは、クックの伝統的な結婚式の儀式のひとつ。
花のアーチと伝統工芸テヴァイヴァイ。パッチワークのようなもの。

イメージ 1

アイツタキラグーンで、マッコウクジラの死体が発見されました。
体長14mもの巨体です。
マッコウクジラは、午前6時に発見され、午後7時には村中の男性約50名総出で、午前11時、4時間の格闘の末、ようやく浜まで引き寄せました。
さて、ここからがもっとたいへんです。
アイツタキ島中の重車両総出で、7時間かけて地中に埋めました。

死体は、2年後には、素晴らしい肥料となり、骨と歯は彫刻用に掘り起こされます。
特に、マッコウクジラの歯は貴重品で、1歯$350~$5000の価値があります。
フィジーのある島では、土地の売買をマッコウクジラの歯でするというから、その価値がうかがえます。
とはいえ、アイツタキではマッコウクジラの歯では土地は買えませんので、村の人々のおこずかいになる程度でしょう。

クック諸島のクジラ回遊シーズンは7月~10月です。
クジラウォッチングで人気のザトウクジラにばかりスポットが当たりますが、コビレゴンドウ、ミンククジラ、マッコウクジラもいます。
ザトウクジラと違って、派手なパフォーマンスがないので、一般の人が見る機会はまずないでしょうが。
たまに、迷いクジラがラグーンに入り込んだり、座礁したりすることがあります。

去年、ラロトンガラグーンで、迷いクジラが発見されました。
残念ながら、救出隊が出動したときには既に衰弱しきっていて、救出作業中に死亡。
科学調査のための検体を採取後、残りの肉は村の夕食になりました。

死因がわからない動物を食べるのは恐ろしいと思うのは、私だけでしょうか?
ラグーンに迷い込んだ時点で、何らかの病気の可能性が高いと思うのですが。
通常はラグーンに迷い込むなんてありえないのですから、寄生虫とか、神経系にダメージがあるとか。。。実際のところ、私は素人なので、全くわかりませんが。
クジラ肉を食べて病気になったという噂を聞かないので、大丈夫だったのでしょう。

ちなみに、私はその頃ちょうど日本に里帰りしていて、後から聞いた話です。
私を探していた人が結構いたみたいですよ。
【クジラ肉の調理法を教えて】って。。。。。

↑このページのトップヘ