クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2008年06月

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新規オープンの小洒落たバーガーショップ【ドックサイト】でイカマタがあるとのことで、行ってみました。

イカマタは、過去に何回か紹介している、クックの郷土料理です。
http://blogs.yahoo.co.jp/rarotongakana/35767664.html

左が【ドックサイト】のイカマタ。NZ$8 
右が、港の老舗バーガーショップ【アラモアナ・フィッシュンチップス】のイカマタ。NZ$9

【ドックサイト】のイカマタにはびっくりしました。
何と、海老が入っている。。。スリミいう、カニカマボコのようなものも入っていました。
もちろん・メインとなる魚はマグロでした。
野菜は、トマト・キュウリ・紫タマネギ・赤ピーマン、と、華やかな彩り。
こんなイカマタ初めてです。

さて、私が一番だと思っている【アラモアナ】のイカマタ。
画期的な【ドックサイト】のイカマタに勝るんでしょうか。
具は、シンプルに、マグロ、タマネギ、キュウリ、ネギに、ちょろっとニンジンのトッピング。
付け合せには定番のタロイモがのっています。



!!!判定!!!



老舗【アラモアナ】の勝ち!!!!!

ココナッツクリームの味付けが抜群です。私の口に合ってるだけかもしれませんが。
ちょっとピリッとスパイシーなんです。本当に、ちょろっとだけ。
おそらく、生チリが少量入っているのでしょう。
そして、ココナッツクリームがよりクリーミイ。
魚とココナッツの素材が生きた、元祖老舗の味。
タロイモとの相性も抜群です。

【ドックサイト】イカマタは、お洒落な店構えらしい、見た目も美しい斬新なイカマタですが、いろいろ入りすぎてて、味のバランスが【アラモアナ】に劣りました。

どっちも完食しましたが。。。

ココナッツクリームは日本でも缶詰が売っていると思うので、ぜひお試しください。
ワサビ醤油に慣れた日本人には、カルチャーショックなおいしさです。

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いかにも南国らしい植物の中で、私が特に気に入ったのが、ヘリコニアです。
個性的な花はもちろんのこと、真っ直ぐに伸びた茎も葉も美しく、正に芸術品のようです。
ヘリコニアにも種類がたくさんあり、大きさも色も様々です。

写真のヘリコニアは、全長1-2m。土地の境界線付近にたくさん植えて、垣根にしたいと思ってます。
日陰でよく育つようですが、我が家の土地は家もまだ全然たってないので日が当たりすぎたのか、1週間前に植えた株は半分以上枯れていました。
まあ、雨もあまり降らなかったし、植えてから1週間一度も水をあげてなかったし、無理ないのかもしれません。

反省して、今回は株を我が家で植木鉢にて、しばらく育ててから植え替えすることにしました。
我が家で手間隙かけて面倒見て丈夫な株になれば、多少の悪条件になっても育つはず・・・

我が家の土地に植えたヘリコニアの株。土の上にやしの実の表皮を乗せてます。
やしの実の表皮のことを、ハスクというのですが、ハスクは水分を良く含むので、こうやって土表面の水分をキープするのに役立ちます。
土が無くても、ハスクだけで育つ植物もあります。
アンセリウムの株は、今のところハスクだけで育ててます。
ヘリコニアで失敗してるので、アンセリウムは我が家でできるだけ大きくしてから植え替えするつもりです。

ガーデニング&ランドスケープ、いやあ、奥が深いですね。はまりそうです。家作りは夫にまかせて・・・。

夢のマイホーム建設が全く進まない一方で、ランドスケープをぼちぼち始めました。

目隠しを兼ねて、大きくなる木を境界線付近に。アボカドとマンゴーを植えました。
自分で種から発芽させたものです。まだ30cm程ですが、何年後に実をつけてくれるのでしょう。

隣の土地主は、去年の暮れに、境界線にバナナの木を植えました。50cmほどの小さな株でしたが、今では立派にバナナが収穫できます。

果物の木を植えるだけでは飽き足らず、家庭菜園を始めようと思いつき、早速ホームセンターへ。
一番欲しかったのは、枝豆でしたが、大豆の種は見当たらず。

オクラ・白菜・なす・大根・ねぎ・赤紫蘇・チャイブ の種を購入しました。
Yates というニュージーランドの会社の商品です。
日本製 京都のタキイ の種もありましたが、Yatesの3-5倍の値段でした。
日本語で説明が書いてあったので、日本で売ってるものと同じでしょう。発芽率がいいのかしら?
貧乏な我が家は日本製の種は買わず。。。

枝豆と、青紫蘇、欲しいです。特注しちゃおうかなー。

移住後は、ほぼ1日おき位顔を出していた、港の人気バーレストラン【トレイダージャックス】。
ラロトンガ・ナンバー1・シーフードレストラン、と言われている。
オーナーは魚工場も持っていて、シーフードの品揃えは、さすがにラロトンガ一である。

ここ2年くらい、ほとんど行ってなかったのだけれど、先週は3回も顔を出した。

というのも、トレイダージャックス、略して、トレイダーズ、は、おそらくラロトンガ一ビールの値段が高いバー、なんである。ちなみに$5。
午後5時前後は、常連のおじいちゃんグループ・・・ほとんどが白人の永住ビジネスマン、オフショアバンキング会社の社員達、と、まあ、ラロトンガのリッチ層ご用達である。

夜が更けるにつれ、若者も増えてくる。
特に、金曜日はバンドも入り、老若男女、ローカルもツーリストも混じり、盛り上がる。
こんな風に、20代~70代が入り混じって楽しく飲む機会は、日本ではありえない。お正月と結婚式と葬式を除いて。

こっちの人は、普段からみんな幸せそうなんだけど、バーにいる人は、一段と幸せそうだ。酔っ払っているのもあるが。
明日のことは考えない、今日めいっぱい楽しもう、という、ポリネシアン気質が、人々を幸せにしているのだろうか。

そんなことを考えながら、2年ぶりにトレイダーズ常連のみなさまとお会いできたことに感謝し、これからも週1位は顔を出せるように、お仕事がんばります。。。

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こんな画像をアップして、ブログ削除されたりしないでしょうか?

タンガロアと呼ばれる海の神様です。
クックでは、タンガロアは、いろんなところで見られます。
クック諸島コインにもデザインされているし、ミニチュア木彫りがお土産やで買えます。
タンガロアとひとくちに言っても、島によって、微妙にデザインが違うようですが、ラロトンガではこのデザインが一般的。
別名、3本足、とも呼ばれています。 なぜかは、タンガロアの姿を見ると、おわかりですね。
また、豊穣・繁栄の神様でもあるらしく。。。うん。見たままですね。

タンガロアとは、神様の名前かと思いきや、タンガロアタンガロア連発していますが、実は、タンガロアは、男性器という意味だそうで。。。いや、まさに、そのままですね。

さて、そんなタンガロアですが、去年ひと悶着ありました。
クック諸島観光局のロゴにもなっていたのですが、とりあえず以下をご覧ください。
http://www.cook-islands.com/

このタンガロア、何かが欠けてませんか? しかも、とても大切なものが!

そうです。タンガロアなのに、タンガロアが無い!

おかまタンガロア! 

ああ神様なのに、こんなこと書いてすみません。

さて、なぜこんなことになってしまったのかと言うと、クック諸島が国際化する上で、タンガロア丸出しのロゴでは非難を浴びてしまう。という、観光局の配慮からだとか。
実際、西洋人の観光客から新聞局に、タンガロアの姿かたちに「卑猥で不快」という内容のレターが届いたこともありました。

でも、これって、とっても失礼で無礼なことではないですか? タンガロアは、クック諸島の神様なんですよ。クック船長が勝手に名前をつけちゃった時代よりも、もっとはるか昔から、タンガロアはクック諸島の神様だったのです。

クック諸島観光局が、ロゴマークを変更することを発表したときは、反対意見とか、代替案とか、新聞をにぎわせました。しかしながら、結局、観光局はタンガロアからタンガロアを削除する、という結論を出したのです。

私はクック諸島人ではないけれど、とっても不服な結論です。
タンガロアの無いタンガロアなんて、タンガロアじゃない! 意味無いじゃん!

観光業で生計を立てている小国の弱さでしょうか。
でも、これで観光客が増加して国が潤った、ってことはあり得ないと思うのですが。。。

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