クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2008年07月

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クック諸島に旅行するなら、7-8月が快晴の日が多く、ベストシーズン。

ガイドブックにはそう書いてあったのですが、今年の7月は、正にガイドブック通り。
今月はほとんど雨が降らず、爽やかな快晴の日が続いています。朝晩冷えるというものの、日中の日差しは強く気温も上がるので、海水浴問題なくできますね、今年は。。。

観光客は大喜びですが、実は、渇水で住民はかなり困っています。
友人宅は完全に断水。我が家は、水圧が低く、シャワーのお湯が出ません。
蛇口をひねっても、チョロチョロとしか水が出ないので、全自動洗濯機での洗濯は不可。
我が家の断水も、時間の問題かも。。。
1週間くらい、しとしと雨が降ってくれればいいのですが。。。今日も快晴。うーん。複雑な心境。

さて、先週末、新たな植物を植えてきました。
パームツリーに、緑と白の葉が美しい名も知らぬ植物、そして・・・禁断の植物、大麻。マリファナ。
こちらでは、マリワナ、と発音します。
マイホーム資金作りのために、大麻栽培始めました。大麻は、もちろん、クックでも違法です。









って、そんなこと、ブログで公開するわけがないじゃないですか!
さて、この植物、マリファナに似てると思いませんか? 答えは最後で。

ちなみに、クックでは大麻に酷似の植物があちこちで栽培されています。
マニオタ・タピオカ・キャッサバ・アロル-ト、と、4つの名前で知られています。
何も知らないヨーロピアン旅行者がラロトンガに来て、あちこちでマニオタ畑を見て、【ラロトンガは楽園だ!マリファナを大量生産している!】と、勘違いしてしまうようです。

まあ、確かに、マニオタ畑に本物の大麻が1本くらい混ざっていてもわからないでしょうね。


種まきしたパパイヤは、1つも発芽しませんでした。
が、土地の端っこに、小さなパパイヤの苗を発見。よく見ると、10cm~50cmのパパイヤが一帯に生えていました。
きっと、土地の伐採作業中におやつとして食べたパパイヤの食べかすから発芽したのでしょう。
後生大事に種まきしたのは発芽0%だったのに。。。強いんだか弱いんだか。
そういうわけで、パパイヤを10株ほど植え替えました。強く逞しく育ってほしいものです。

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クック諸島が1995年に建造した航海カヌー。
1995年の集団航海後も2000年の第8回パシフィック・アーツ・フェスティヴァル参加など順調に活動を続け、1996年には単独航海でアメリカン・サモア、サ モア、トンガ、アオテアロア(オークランド)と周り、クック諸島国民の大喝采を受けた。

アメリカンサモア・パゴパゴで開催される、パシフィック・アーツ・フェスティヴァルに向けて、アヴァチウ港を出港した。
結局、3日遅れの出港となり(お決まりのアイランドタイム)、7月21日のフェスティバル式典には間に合うのか?という懸念もあったが、ここ2・3日、貿易風トレイドウインドが吹き抜け、順調な航海のようだ。
http://voyaging.co.ck/

カヌーでの航海は、ポリネシア人の魂。Te Au o Tonga(テ ・アウ・オ・トンガ)は、ポリネシアを代表する航海カヌーで、クックの人の誇りでもある。

Te Au o Tonga(テ ・アウ・オ・トンガ)
http://www.youtube.com/watch?v=SQYpTRHf32s

YOUTUBEって、いろいろあるんですね。クックのローカルミュージックも割りとあります。

ガソリン代もディーゼル代もとんでもなく高騰して、エネルギー問題に頭を抱えているクック諸島。

クック諸島のエネルギー問題を解決する?かもしれない、救世主が、日本人電気技師のDさんです。
Dさんは、アチウ島では超有名人ヒーローです。

さて、彼は現在ラロトンガの電力会社に勤めているのですが、国のエネルギー問題解決のために、斬新なアイデアを見つけてきます。

Dさん:kanaさん、ラロトンガの近くに海流の強いところってありますか?
kana :ありますよ。いつも沖に流れてるダイビングポイント。
Dさん:海流発電って聞いたことありますか?
kana :・・・・・。

海流発電って。発電できるほどの海流あるところ?

いくら私が元スクーバインストラクターで、ラロトンガ周辺はくまなく潜り、しかも無人島でのダイビング経験があるといっても、そんなところ、知りません。
大体、そんなに流れたら、一瞬でに太平洋の海の藻屑になってしまいます。

発想は素晴らしいですが、却下。というか、Dさんは独自にリサーチをしているようです。
http://members.jcom.home.ne.jp/umi-to-tabi/step4.html


日本の法人か非営利団体か忘れましたが、ミステリアスな日本人がラロトンガを訪れました。
クリーンエネルギー開発振興という肩書きで・・・それは、

海洋温度差発電。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E6%B8%A9%E5%BA%A6%E5%B7%AE%E7%99%BA%E9%9B%BB

Dさん、このネタは知らなかったみたいですね。教えてあげたら興味津々でした。

さらに私は、冗談半分で提案しました。
原子力発電は?小型の。1個あれば、15島全部電気に困ることないでしょう?CO2出さないクリーンエネルギーって宣伝してるじゃないですか。

Dさん:原子力発電は、廃棄物の問題が未解決ですからね・・・。電力を作る過程はクリーンかもしれませんが、設備は被爆するし使用済みの核廃棄物が・・・・・。果たしてクリーンと言えるのか。

Dさんの話を聞いて、初めて知ったんですよ。原子力発電の核廃棄物の問題。日本は原子力発電大国ですが、核廃棄物、怖いですね。で、自分なりに調べてみた結果、原子力発電反対になりました。

なのに、つい最近、Dさんがこんなアイデアを持ってきました。

kanaさん!前行ってた原子力発電、クックで採用できるかもしれませんよ! 日本のメーカーが10m四方サイズのモバイル原子力発電設備を開発しました! 早速メーカーにメール出しましたよ!ボスにも話しました!

Dさん、この前、核廃棄物処理問題未解決、と、言ったばかりじゃないですか。

無責任な冗談半分の私の提案が引き金になったかと思うと、罪悪感です。
まあ、さすがに、どんなにDさんががんばったところで、ラロトンガに原子力発電はあり得ないでしょうけどね。
もしそんなことが実現してしまったら。。。クック諸島もビキニ環礁やムルロア環礁の様になってしまうかもしれません。

おそろしや、おそろしや。

原子力発電反対です。

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ヘリコニアに新しい葉が!と思ったら、違いました。
ヘリコニアの茎にそっくり!

何という虫ですか? ほとんど動きません。
朝出勤前と、夕方出勤後、全く同じ状態で同じ場所にいました。

もしや、このままさなぎになって、明日には全く違う姿になるのかも?

そういえば、引越し前の家でも見ました。トイレで。。。

http://blogs.yahoo.co.jp/rarotongakana/49057004.html

リゾートのランドスケープを担当している友人Bのすすめで、パパイヤを我が家の土地に植えることにしました。
パパイヤの木は成長が早く、種まきから3-4ヶ月で1m位に育つとのこと。
短期間で適当な陰を作ってくれ、しかも、実がなるのも早く、頑丈。
というわけで、3週間ぶりに、我が家の土地を見に行きました。

この1ヵ月、ラロトンガは雨がほとんど降らなかったので、ヘリコニアが心配でしたが、10株中3株しか残っていませんでした。30%の生存率。
さらに、アボカドの木が萎れていました。3週間前も元気が無かったので心配してたのですが、たぶん復活しなさそうです。

ヘリコニアと同様、土地の境界線上に、パパイヤの種まきをしました。どれくらい発芽してくれるのでしょう。
そこで、死んだと思ったヘリコニアの根元に、発見! この小さな緑色の角は・・・? 新しい芽?だったら、生存率40%!

根が生きていれば、また芽が出る可能性がある、と、いうのを信じて、枯れてしまったヘリコニア、アボカドにも水やりをして、土地を後にしました。

ちなみに、この夜、雨が降りました。恵みの雨です!わざわざ水遣りに行く必要なかったようです。

ヘリコニア 前の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/rarotongakana/55615102.html

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