ポリネシア人の主食です。タロイモ畑こそ、ポリネシアの原風景です。
ラロトンガでは、あちこちにタロイモ畑を見かけます。
タロイモは、サトイモの仲間で、植物の見た目は似ています。サイズは数倍でかいですが。
そして、味は・・・サツマイモやジャガイモ、ヤマイモよりは、やはりサトイモに近いです。
茹でると粘り気が出るところとか、サトイモっぽいです。
ですが、やっぱり、サトイモとは別物。
サトイモと同様に調理しても、まずくて食べられたものではありません。
しかも、サトイモのようにこじんまりとした色白ではなくて、ボーリングのピン大の大きさで、およそ食べ物とは思えない、鼠色、灰色、をしています。
食べ物と知らなかったら、コンクリートの欠片に見えるかもしれません。
茹でただけのタロイモは、味もやっぱり大味、イマイチです。まあ、それでもこちらの料理には合うんですが。
我が家でも、タロイモをよく食べます。外国人にしては、よく食べる方だと思います。
定番は、タロイモチップス。茹でたタロイモを短冊切りし、高温の油で揚げるだけ。
表面のネバネバがカリッと揚がって、中はホクホク、と、フライドポテトを凌ぐおいしさです。
タロイモチップス、こんなにおいしいのに、売ってる店、レストランはあまりないんです。不思議。
輸入ジャガイモの方が安いからしょうがないのでしょうか。
そして、夫の手料理、サモア風?タロイモココナッツミルク茹で。
この調理法は、ラロトンガでお呼ばれしても出されたことは無いので、勝手にサモア料理だと思っています。
サモア人のお母さんの味、だそうで。ぶつ切りにしたタロイモとスライスしたタマネギををココナッツミルクで煮るだけの簡単料理なんですが、ポリネシア~ンな美味です。
ポリネシアの家庭の味、タロイモ。クック諸島に来たら、ぜひお試しを。