クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2010年08月

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私は2002年から2005年まで、ダイブセンターでダイブマスター及びダイブインストラクターとして働いたが、実はダイビング中に水中でクジラを見たことは無い。2004年からダイブセンターで同僚で、今ではダイブサービスを経営するしているパトリックも、今までラロトンガでの5年間ダイビング生活で、ダイビング中に水中でクジラを見たことが無い。
ボートから、陸上から、どんなに頻繁にクジラを見ようとも、スクーバダイビング中に水中でクジラを見ると言うのは、それ位、貴重な体験なのである。

そして、奇跡にも近い経験が、昨日起こった。
イセエビ漁のために、とあるポイントへ。ドロップオフ水深45mのところにイセエビの巣がある。
お客さんを乗せない、完全なレジャーダイブ。いや、漁である。
アンカーを下ろし、ドロップオフへ向かう。クジラの声が聞こえる。
この時期、ラロトンガでダイビングするとしょっちゅう聞こえるクジラの声。
声の大きさだけでは方向性も距離もわからない。
ドロップオフの前方、何やら視界が暗い。
そのまま進んでいくと、その暗い視界の正体が見えてきた。

そこには、信じられない光景が!

ザトウクジラ2匹! そう、母子クジラが水中を泳いでいる!ダイブしている! 
この目の前の巨大な生物、光景は、本物ですか? 夢ではないのですか?

小躍りするパトリック。興奮して息が速くなる夫。
ザトウクジラとの距離、約20m。

2010年8月21日、遂に、クジラとの水中ランデブー達成。
スクーバダイビングを続けていて、本当に良かった。ありがとう。













くやしい。何で私はそんな日に会社で仕事してるんだよ!悔やんでも悔やみきれない。。。上司を恨むか。自分の不運を恨むか。。。あーあ。

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今年は例年に無いくらいクジラの当たり年のようで、全く海に出ることの無い私の生活パターンでも、かなりの確立でクジラを見ています。
ラロトンガにはクジラウォッチングボートツアーは無いので、もっぱら陸からの観測ですが、日本では眼鏡無しでは運転できないくらい視力が悪い私でも、その巨大な勇姿はちゃんと見えます。

私は元スクーバダイビングインストラクターとして、動体視力には自信があります。
お客さんダイバーの誰よりも早く、遠くのものでもすばやく動くものでも、見つけることができます。
残念ながら過去4年間で、ダイビング中にクジラ目撃、という機会はなかったのですが・・・!

さて、陸からのクジラウォッチング、探すのにはコツがあります。
それは。。。。。

       潮吹き

たぶん、普段海を見慣れていなければ、少し位の潮吹きがあっても気がつかないと思います。
運転中だと尚更です。(もちろん運転中は進行方向を見るべきなのですが。。。)
【潮吹きがあるかも】という視線で海を見れば、不自然な白い物体が見えやすいです。
潮吹きが確認できたら、車(バイク)を停めて、待機。やがて姿を見せてくれますよ。

これからクック諸島旅行予定のみなさん、ぜひ双眼鏡を持参してください。

陸からだけでなく、もっとクジラを近くで見たい!という人は、
ヘリコプターツアー、セスナツアー、フィッシングチャーター、スクーバダイビング等で、空または海からの観測にチャレンジしてください。
いずれもホエールウォッチングツアーではないので、クジラを探すのが目的ではないのですが、このままクジラ目撃例がシーズン中ずっと続けば、結構近くで見られる可能性は高いと思います。

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毎年7-10月は、南極から南太平洋に向けてクジラが回遊するシーズンであり、ラロトンガ沖にもクジラの母子がやって来ます。
ラロトンガ島の地形から、このクジラシーズンには、陸上からクジラの姿を観察することができます。
もちろん、フィッシングボートから見たり、ダイビング中に水中でクジラを見たり、近い位置での観察は、より迫力があります。

去年から、イベントの度に練習しているアウトリガーカヌー。
2週間後の会社対抗レースのために、またトレイニングを再開しました。
前回のレースで準優勝したチームです。
http://blogs.yahoo.co.jp/rarotongakana/61060725.html

今回は外洋でのトレイニングということに。
岸からは、海況は穏やかに見えましたが、一旦外洋に出てみると。。。波が高い!
カヌーがあまりにも水面に近いので、少しの波でも高く見えるのでしょうが、慣れるまでは結構怖かったです。
アウトリガーカヌーは、元々うまく波乗りできるようにデザインされたものなので、波に上手く乗れたときは、なかなか気持ちのいいものです。
穏やかなラグーンでの練習とは全く違って、変化のある波と風景で、とても楽しめました。
しかも、クジラの母子も見られて、満足の一日となりました。

写真はラロトンガでの国際アウトリガーレース、VAKA EIVA のプロカメラマンによるもの。
たぶんこんなに波はなかったのかもしれないけど、自分がカヌー漕いでいると、正にこんな感じに見えました。

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ラロトンガにはサーフィンスポットがいくつかあります。
休みとなると、ローカルキッズがブギーボードを片手にバイクでサーフィンスポットにまっしぐらです。
代表的なサーフポイントは、アヴァルア、アヴァアヴァロア、アヴァナ、と、全て水路になっています。
というのも、ラロトンガ島はラグーンに囲まれているために、波が出るのはラグーンの外側、リーフの外側なんです。すなわち、波が生じるのもリーフ付近です。
なので、アクセスしやすい水路付近が人気のサーフポイントとなるわけです。

写真のスポットは、ブラックロックと言うポイント。もちろんここもリーフブレイクです。
西日で全く見えませんが、10人くらいのサーファーが波乗りを楽しんでいました。

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