クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

2017年03月

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しばらく休載中の、クック諸島楽園ポイントシリーズ、復活しました。

第5話は、ラロトンガを一周するバスなんですが、なんと、この名物バスドライバーのMr.HopelessことAPUさん、先週末にご臨終されました。
彼の訃報は、ローカル新聞の一面に掲載されすほどの衝撃でした。

残念ながら、Apuさんに会うことはもうできないのですが、旅の始めにバスに乗るのは、ラロトンガをざっくり見るうえでも、おすすめです。


以下、Ayumiさんのfacebookより、まるっと転載。

ラロトンガでは、1時間に1本のバスの運転手さんが歌うわ、車窓からのガイドはするわ。とっても陽気なドライバーのアプーさんはまるでディズニーランドか何かのガイドのよう。
政府公邸前を通った際には「ラロトンガの運転手は歌ってうるさい、って政府に言わないで」とのことでした。(勿論、全員が歌う運転手ではないのですが)ちなみに、バスには「優先席」など日本語が書かれてあり、日本の中古バスが使われている模様。
こんな南国までどうやって日本から運んだんだろう?と思いますが、こうやって外国で役に立っている様子を見るのは、バスを作ったわけではない私が見ても嬉しいものだなぁと。。
ちなみに、バス停らしきものがメインホテルの前にあり、だいたい時間通り〜5分程度の遅れでやってきますが、タクシーを止めるように手をあげないと止まってくれず。
降りる時は、降りたい場所を先に運転手さんに伝えておくと、バス停ではない所でも降ろしてくれます。そういう臨機応変がまだきく規模のコミュニティなんだなぁと。
つづく…。

(C) 2017 Ayumi Taguchi
https://www.facebook.com/Taguchi.Ayumi

AyumiさんのFB投稿には動画もあるので、興味のある方は訪れてみてください。

ちなみにこのバスは、Cook’s Island Bus Passenger Transport Ltdが、ラロトンガ島を一時間毎に時計回りと反時計回りに催行しています。初乗りは$5、というか、一回乗ったら、どこで降りても$5です。乗りっぱなしでも$5.ラロトンガ一周が、$5という破格でできてしまいます。とはいえ、ダウンタウンにある終点で降りないといけないので、ホテル発なら、2回乗ることになり、ラロトンガ一周に$10かかりますが。。。それでも、車窓から見るラロトンガの風景、悪くないですよ。

詳しくはこちら
http://www.busaboutraro.com/

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ディズニーの最新作 モアナと伝説の海 が、いよいよ日本でのロードショーが始まりました。

ポリネシアの架空の島を舞台とした、ミュージカル仕立てのアドベンチャー映画です。

ポリネシアを舞台としているとだけあって、クック諸島では公開前からかなり話題になっており、映画館でのロードショーチケットは前売りチケットがあっという間に完売!

私は、映画館ではなく、小さなPCの画面で当時2歳の息子と一緒に見ました。

評判通り、素晴らしい映画でした。クック諸島の人々が熱狂するのも大納得です。

まるで、ラロトンガ島が、ディズニー映画の舞台となったような、そんな錯覚を覚えました。

モアナの住む村の人々の暮らしぶり、深緑の険しい山々、美しく穏やかなラグーン、荒波を超えた先の紺碧の外洋。。。まさに、ラロトンガ島!

ポリネシアの人々は、その昔、新天地を求めて、カヌーで太平洋を航海してきました。
クック諸島の名前の由来となった、英国のクック船長よりも、もっともっと前から、ポリネシア人は、独自の航海技術とカヌーで、大海原を渡り続けていたのです。ポリネシア圏の北端がハワイ、東端がイースター島、南端がニュージーランドで、この三角形の内側が、ポリネシア圏の島々ということになっています。
実際、ポリネシア各島の言語、文化は類似していて、起源が同じというのもうなづけます。

さて、この、ポリネシアのカヌーですが、実は、クック諸島でも現役で航海しています。
新天地を求めて。。。というわけではないですが、航海技術の伝承のために、当時のカヌーが再建され、現代の今でもポリネシア大三角形を航海しています。
GPSにもエンジンにも頼らない航海は、現代の若者にとっては、相当過酷な試練ですが、伝承、守っていく価値のある、類稀な技術です。

たまに無料見学や、体験クルーズを開催しているので、興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。


モアナと伝説の海、ぜひ見てください。できれば、劇場に足を運んで、その美しく圧倒的な映像と、素晴らしい歌を全身で感じてください。
クック諸島に来たことがある人は、そのときの思い出が鮮明に蘇るでしょう。
まだ来たことのない人は、ぜひ、クック諸島で、モアナの世界をリアルで体験してください。


モアナと伝説の海 公式ホームページ
http://www.disney.co.jp/movie/moana.html


クック諸島カヌー航海技術伝承団体 マルマルアツア
https://www.facebook.com/MarumaruAtua/?fref=ts

月刊ダイバー4月号(3月10日発売)で、竹沢うるまさんのクック諸島の記事が、10ページに渡って掲載されます。

http://diver.shop-pro.jp/?pid=113184211


竹沢うるまさんは、写真家で、12月-1月に一か月間、クック諸島に滞在していました。

http://uruma-photo.com/


お楽しみに!

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