ポリネシアの架空の島を舞台とした、ミュージカル仕立てのアドベンチャー映画です。
ポリネシアを舞台としているとだけあって、クック諸島では公開前からかなり話題になっており、映画館でのロードショーチケットは前売りチケットがあっという間に完売!
私は、映画館ではなく、小さなPCの画面で当時2歳の息子と一緒に見ました。
評判通り、素晴らしい映画でした。クック諸島の人々が熱狂するのも大納得です。
まるで、ラロトンガ島が、ディズニー映画の舞台となったような、そんな錯覚を覚えました。
モアナの住む村の人々の暮らしぶり、深緑の険しい山々、美しく穏やかなラグーン、荒波を超えた先の紺碧の外洋。。。まさに、ラロトンガ島!
ポリネシアの人々は、その昔、新天地を求めて、カヌーで太平洋を航海してきました。
クック諸島の名前の由来となった、英国のクック船長よりも、もっともっと前から、ポリネシア人は、独自の航海技術とカヌーで、大海原を渡り続けていたのです。ポリネシア圏の北端がハワイ、東端がイースター島、南端がニュージーランドで、この三角形の内側が、ポリネシア圏の島々ということになっています。
実際、ポリネシア各島の言語、文化は類似していて、起源が同じというのもうなづけます。
さて、この、ポリネシアのカヌーですが、実は、クック諸島でも現役で航海しています。
新天地を求めて。。。というわけではないですが、航海技術の伝承のために、当時のカヌーが再建され、現代の今でもポリネシア大三角形を航海しています。
GPSにもエンジンにも頼らない航海は、現代の若者にとっては、相当過酷な試練ですが、伝承、守っていく価値のある、類稀な技術です。
たまに無料見学や、体験クルーズを開催しているので、興味のある方は、参加してみてはいかがでしょうか。
モアナと伝説の海、ぜひ見てください。できれば、劇場に足を運んで、その美しく圧倒的な映像と、素晴らしい歌を全身で感じてください。
クック諸島に来たことがある人は、そのときの思い出が鮮明に蘇るでしょう。
まだ来たことのない人は、ぜひ、クック諸島で、モアナの世界をリアルで体験してください。
モアナと伝説の海 公式ホームページ
http://www.disney.co.jp/movie/moana.html
クック諸島カヌー航海技術伝承団体 マルマルアツア
https://www.facebook.com/MarumaruAtua/?fref=ts