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2004/10/9/(土)
近頃、家の天井に昆虫が異常発生している。茶色で細長い体長1.2冂?留虫で、飛び回るわけでもなく天井にじっととまっている。毎日、屍骸が床に落ちているのを掃除するのが面倒くさいだけで、全くの無害だが、どうも気になる。

トロピカルな土地で生活していると、どうしても昆虫を完全に避けることは不可能に近い。特に蟻、蚊は、殺しても殺しても、キリがない。食べ物を10分も放置すると、もう蟻の行列ができている。電子レンジを開けると、前回温めた食材のこぼれたところに蟻がたかっている。パソコンの熱に蟻が寄ってくる。この日記を書いている間にも、20匹程の蚊を殺した。さすがに蟻、蚊には、もう慣れた。そして、現在異常発生中の茶羽虫にも、徐々に慣れつつある。

トロピカルで共存しなければならないものは、昆虫だけではない。GEKKO、ラロトンガでは「モコ」と呼ばれるこの生き物、日本語ではヤモリという。ラロトンガでは、モコは、家の内外問わず、壁から天井から、どこにでもいる。私が子どもの時には、ヤモリは、よく家の窓に外からはりついていたものだ。大きさも、せいぜい5-6儖未里わいいものだった。ラロトンガのモコは、10儖幣紊鷲當未如大きいものは20儖幣紊砲發覆襦B腓欧気もしれないが、小型の恐竜のようだ。モコも、まあ、無害である。この「まあ」というのは、害とは言わないまでも、困った点があるからである。それは、モコの糞である。これが、でかい。人間の小指の先ほど大きいのだ。あの小さな体からよくもこれだけ・・・というほど、糞はでかく、多い。

さて、話は茶羽虫の異常発生に戻る。これについては、実は、思い当たるふしがある。猫を飼い始めたことだ。この猫が、狩が大好きで、ネズミや小鳥はもちろん、トカゲ、蛾、バッタ等、動く物は全てこの猫の獲物となる。モコは、猫の格好の獲物で、毎日せっせとモコ狩りに精を出している。今まで、我家で食物連鎖の頂点に立っていたモコが、猫の登場により、一気に乱獲され、天敵を無くした昆虫達が、大量発生したと、考えられる。そういえば、モコの巨大糞も、めっきり見かけなくなった。思えば、今まで、我家は食物連鎖のバランスがうまく整っていたと言える。

とはいえ、私たちの日常生活への影響はというと、今まではモコの糞を拾っていたのが、茶羽虫の屍骸に変わっただけで、たいした差はない。むしろ、暇つぶしに猫と遊べる分、やはり生活は向上していると言える。