クック諸島滞在記

クック諸島ラロトンガ在住17年の管理人の滞在記。 https://www.facebook.com/Kana-Travel-Cook-Islands-Limited-279682182046959/

タグ:生物学

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http://cookislands.bishopmuseum.org/
 
クック諸島の生物が検索できるHPを見つけました。
ガーデニングに興味を持ち始めた私は、植物の名前をここで勉強しています。
オフィスに観葉植物を飾ってくれる観葉植物レンタル業者さんがいるのですが、気に入った植物の名前を聞いても、【デイビッド】とか【ナンシー】とかの回答しか得られないので。。。
植物の名前とか、希少種であるとか、どうでもいいみたいですね。
日本の方が、珍しいものがたくさん見られるし手に入ります。
マニアが希少種を高額で買い取るってことも、この地では有り得ませんね。
ラロトンガの気候で丈夫に育って、見栄えのいい植物が良いみたいです。
バランスの良いランドスケープで、素敵な庭にするのが正解です。
さすがに高級リゾートは、庭のセンスもいいです。素敵です。

マニアと言えば、深海に棲む超レア種のペパーミントエンゼルフィッシュ。
以前、メールマガジンで紹介しました。
http://archive.mag2.com/0000122842/20080321133600000.html


写真は、珍しい模様入りのモンステラ。って、ただの病気でしょうか?
日本なら、いくらで売れるでしょうか?

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クックでヤモリは【モコ】と呼ばれています。
モコは家の壁・窓・天井、果物の木の隙間、バイクのシートの裏、あらゆる場所にひそんでいます。
ケケケケケ、と、人間が笑うような声で鳴き、その身体からは想像できないくらい大きい糞をします。
体長は約10cmのものをよく見かけますが、全長30cm位でまるまる太ったプチ恐竜みたいなやつもいます。
つぶらな瞳でとっても愛嬌のあるやつですが、その臭くてでかい糞だけは勘弁して欲しいです。

写真は、モコの交尾シーン激写です。過激すぎるのでボカシ入れました。

じゃなくて、近すぎてピンボケしてるだけです。

アソコが。。。充血してますね。。。

フラッシュ焚いたら、驚いて2匹とも床にぽとんと落ちてしまいました。

邪魔してごめん。

でも、丸見えのそんなところでセックスしてる君たちが悪い。

ちなみにこの2匹、セックス中は静止してました。微動だにせず。
流行の、ポリネシアンセックスでしょうか?

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アイツタキラグーンで、マッコウクジラの死体が発見されました。
体長14mもの巨体です。
マッコウクジラは、午前6時に発見され、午後7時には村中の男性約50名総出で、午前11時、4時間の格闘の末、ようやく浜まで引き寄せました。
さて、ここからがもっとたいへんです。
アイツタキ島中の重車両総出で、7時間かけて地中に埋めました。

死体は、2年後には、素晴らしい肥料となり、骨と歯は彫刻用に掘り起こされます。
特に、マッコウクジラの歯は貴重品で、1歯$350~$5000の価値があります。
フィジーのある島では、土地の売買をマッコウクジラの歯でするというから、その価値がうかがえます。
とはいえ、アイツタキではマッコウクジラの歯では土地は買えませんので、村の人々のおこずかいになる程度でしょう。

クック諸島のクジラ回遊シーズンは7月~10月です。
クジラウォッチングで人気のザトウクジラにばかりスポットが当たりますが、コビレゴンドウ、ミンククジラ、マッコウクジラもいます。
ザトウクジラと違って、派手なパフォーマンスがないので、一般の人が見る機会はまずないでしょうが。
たまに、迷いクジラがラグーンに入り込んだり、座礁したりすることがあります。

去年、ラロトンガラグーンで、迷いクジラが発見されました。
残念ながら、救出隊が出動したときには既に衰弱しきっていて、救出作業中に死亡。
科学調査のための検体を採取後、残りの肉は村の夕食になりました。

死因がわからない動物を食べるのは恐ろしいと思うのは、私だけでしょうか?
ラグーンに迷い込んだ時点で、何らかの病気の可能性が高いと思うのですが。
通常はラグーンに迷い込むなんてありえないのですから、寄生虫とか、神経系にダメージがあるとか。。。実際のところ、私は素人なので、全くわかりませんが。
クジラ肉を食べて病気になったという噂を聞かないので、大丈夫だったのでしょう。

ちなみに、私はその頃ちょうど日本に里帰りしていて、後から聞いた話です。
私を探していた人が結構いたみたいですよ。
【クジラ肉の調理法を教えて】って。。。。。

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©Nan Hauser
http://www.whaleresearch.org/index.htm

7月~11月は、クック諸島にザトウクジラがやって来ます。
今年もあちこちで目撃されているようで、観光客を喜ばせています。

ラロトンガでは、サテライト探知機を使ったクジラの追跡調査をしています。
この調査は、グリーンピースによるもので、そのテクノロジーには驚愕です。

ラロトンガの後は、南に移動すると予想されていたのが、調査対象のクジラ全てが西に向かっている事実が明らかになり、クジラ学者のハウザー博士も大興奮の様子です。
今までの全てのセオリーを覆す新事実発見になるかも?

ハウザー博士曰く、結局、調査研究しても、わかっていることはほんの一部で、わからないことの方が多いのよ、とのこと。

ザトウクジラは、その派手なブリーチングでホエールウォッチングの対象になっていますが、ではなぜザトウクジラがブリーチングするのか?ということは、実際には解明されていないようです。

私の推測。【背中が痒いから。】あながち、間違っていないと思います。博士も納得していたし。。。

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